介護資格の中ではファーストステップとも言えるのが介護職員初任者研修です。
これを取得すると、介護職で働くための基本的な知識や技術が身につきます。
さらにホームヘルパーとして勤務できるようになるため、施設だけでなく、個人宅での介護にも携わることができます。
①取得までの流れ
それでは、初任者研修はどうすれば取得できるのでしょうか?
まずお住まいの都道府県で指定された養成機関(スクールなど)に通います。
そして講座を受講したあと、修了試験を受験し合格する必要があるそうです。
「え!修了試験!?」とすごく心配になったのですが、よくよく調べてみると きちんと講座を受講していれば問題なく合格できるレベルだそうです。
とりあえずは一安心ですね。
下記のサイトで、地域ごとの養成機関を検索して資料請求をすることができます。
②学習内容
介護職員初任者研修を取得するにはどのようなことを学習するのでしょうか。
まずは講義名と学習時間を確認しましょう↓
・職務の理解(6時間)
・介護における尊厳の保持・自立支援(9時間)
・介護の基本(6時間)
・介護・福祉サービスの理解と医療の連携(9時間)
・介護におけるコミュニケーション技術(6時間)
・老化の理解(6時間)
・認知症の理解(6時間)
・障害の理解(3時間)
・こころとからだのしくみと生活支援技術(75時間)
・振り返り(4時間)
トータル学習時間数は、なんと130時間!!!
単純計算で土日を除く8時から17時(昼休憩1時間)で学習したとしても、1ヶ月程度はかかりますね。
最初「1ヶ月なら短い?」と思ったのですが、スクールまでの通学時間や、急な予定により講義を受けられない!なんてことも出てきそうなので、がっつり通学はきついのでは…と考えを改めました。
③通信・通学について
私と同じく「完全通学は大変そうだな……」と思った方に嬉しいお知らせです。
介護職員初任者研修は、通信・通学併用コースを利用することで、 実際にスクールに通う時間を短縮することができます。
本当はすべて通信で受講できるのが理想的なのですが…… 身体を使って実践的な介護技術を学ぶための講座なので、 直接スクールに通わないといけないのだそうです。
④まとめ
主婦に人気の簿記などの資格は本屋さんで参考書を買って独学し、試験に合格することもできますが、初任者研修では受講が最低条件となります。
とは言っても上位資格である実務者研修は450時間、介護福祉士は実務経験3年+実務者研修修了していないと試験すら受けられないことを考えれば、介護経験が全くないという人でもチャレンジしやすい資格と言えます!
今回は初任者研修についてお話ししましたが、今後「費用」や「期間」などについてもっと詳しく解説していこうと思っていますので、お楽しみに!
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