介護職員初任者研修、取得にかかる期間や通学日数は?


以前、初任者研修の概要としてざっくりと取得期間についてもお伝えしましたが、今回は『受講に必要な日数』や『修了までに何か月くらいかかるのか』など、もう少し詳しくお伝えしたいと思います。 


初任者研修にはさまざまなコースが設けられていて、スクールによっては平日(1回~5回)のコースだけでなく土日限定・夜間限定のコースなどもあるようです。


さらに、全てをスクールで学ぶ「完全通学制」と一部を自宅学習で学ぶ「通学通信併用制」では、期間にどのくらいの差があるのかも気になるところです。


 まずは実際にスクールへ足を運ぶ日数はどのくらい必要なのか調べてみました。


①通う日数は?


・完全通学制の場合、22日~25日

・通学通信併用制の場合、15日~16日


完全通学制の方が7日ほど多く通うことがわかりました。

スクールにもよりますが、1日の授業時間は、休憩時間も含め、6時間~8時間の講座が多いようです。

この日数を踏まえ、修了までにどのくらいの期間がかかるのか見てみましょう。


②通学する期間は?


研修の受講期間は、週に何回通うコースを選ぶかで変わってきます。


◎週に1回、月4回の講座の場合

・完全通学制の場合、22日÷4日=5.5カ月 →約6カ月

・通学通信併用制の場合、15日÷4日=3.75カ月 →約4カ月


◎週に2回、月8回の講座の場合

・完全通学制の場合、22日÷8日=2.75カ月 →約3カ月

・通学通信併用制の場合、15日÷8日=1.875カ月 →約2カ月


◎週に4回、月16回の講座の場合

・完全通学制の場合、22日÷16日=1.375カ月 →約2カ月

・通学通信併用制の場合、15日÷16日=0.9375カ月 →約1カ月


「最短1カ月で取得可能」とある講座の場合、週に4日は通うことになりますね。


全てのカリキュラムを受講して修了試験に合格することで取得できますので、無理のないスケジュールで最後まで受講できることが大事ですね。


しかし!


体調不良などのやむをえない事情での欠席や評価基準を満たせないなどの理由で補講を受けた場合、講座の日程通りに受講できないこともあるかもしれません。 


通常の受講期間内に全てを修了できなかった場合はどうなるのでしょうか。。。


【受講期間の延長について】

安心してください。

 スクールによっては何カ月以内に修了しなければならないという「研修の修了年限」というものを定めている場合があります。


 あるスクールでは、通常4カ月で修了する研修で「研修は、開始した日より8カ月以内に修了すること。8カ月以内に修了できない場合 は、退講したものとする。」と定めています。


つまり4カ月で修了できなかった場合、最長8カ月まで受講期間の延長ができるということになりますね。


 このような受講期間を延長できるスクールであれば、より安心して通うことができそうです。  


受講期間の延長や補講のない講座もありますので、気になる方は講座申込みの前に確認しましょう。


一番良いのは通いやすいことなので、自宅近くの開講日程を調べるならこちらでどうぞ↓


【通信最大40.5時間について】


通信で学ぶことができる40.5時間の内容は国で定められていますが、実際に通信で学ぶかどうかはスクールで決めることができるようです。


そのため通信で学ぶ時間は、36時間や38時間など、スクールによってばらつきがあります。


スクールが出しているシラバスなどで130時間のカリキュラムをどのように学ぶのか、確認することができますよ。


通信で学んだ内容を習得できたかどうかはレポート(通信添削課題など)を提出して評価されます。


提出する回数は3回~4回、こちらもスクールによって異なるようです。


初任者研修は老人ホームや介護老人福祉施設などの介護事業所でも開講されていることがありますので、自宅から近く通いやすいのであれば完全通学制でも良いかと思います。


しかし通学に時間がかかる場合などは、通学の期間が短くなる通学通信併用制の講座を選ぶのが

取得の近道となりそうですね。















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